農地を選ぶ際のチェック項目
「初めて農地を選ぶけどどんな農地を選んだらいいか分からない」
「農地の選び方に基準とかがあったら知りたい」
この記事はこんな方に向けて書いています。
こんにちはカニです。
本日はについてお話しをしていきます。
この記事を書いている私は、農業経営とwebで生きています。農業は花を主に作っていて経営を始めて8年ほどになります。
新規参入で農業を始める場合、まず必要となってくるのが農地です。
農地がなければ農業は始められないため、必ず必要になってくる畑のことを指します。
まずはやろうとしている作物を決めてから農地の準備に取り掛かるわけですが、右も左もわからない農業者にとって、農地の選び方は慎重に行わないと作物がうまく育たなかったり、その作物に適していない土壌だったりするので注意が必要です。
そんな農業経営の要とも言える農地選びには複数のチェックポイントがあるのはご存知でしょうか?
この記事ではそんな複数ある農地を選ぶ際のチェック項目についてご紹介します。
農業経営を営むプロならではの視点で、農地を選ぶ際のチェック項目についてお話をしていきます。
それではどうぞ!!
農地を選ぶ際の注意点
先ほど農地を選ぶ際にはチェックポイントがあるとのお話をしました。
どの農地にも、その農地ならではの癖がありますのである程度の項目がクリアして実際にその場所で作物を育てる場合にも土地に合わせた栽培が必須になります。
ただ、「どのようなチェックポイントがあるのかを知りたい」という方のために、いくつかの重要チェックポイントをご紹介します。
水はけの良い土地を選ぶ
ままず最初にご紹介したいのが、「水はけの良い土地を選ぶということ」ここでいう水かけの良い土地とは
ということを指します。
水はけの悪い土地というのは、水が下に抜けていかない状態ですので晴れが続いてもそこの部分だけ水溜りになったりしています。
そのような場所は水はけが悪いと推測されますので、水はけを改善してあげるか、選ぶ土地を変える必要があります。
以下で説明します。
水はけの改善
水はけの改善方法は数種類ありますが、「額縁明許」か「暗渠」の施工が必要な場合があります。
額縁明許は、文字通り畑の周りに額縁のように明許を掘ることです。
明許を排水口につなげて、そこに水を流してやることで水はけの改善を図るものです
次に暗渠についてですが、簡単にできるものといえば弾丸暗渠というものがあります。弾丸暗渠は水はけを悪くしている原因でもある硬盤の層を破壊することで水を土壌下に流すようにするものです。
水田転換の1年目の畑などでは弾丸暗渠は必須の工事になってきますので検討した方がいいでしょう。
風当たりについて
その選んだ土地が風の通り道になっていたり、吹き降ろしの風が強い土地だったりする場合は注意が必要です。
栽培しようとしている作物が、風に弱い「花卉」や「果樹」の場合、致命的になってしまったりするので、地域の人に風の具合なども確認する必要があります。
風は見落としがちになりますが自然を相手にしている農業は重要な項目になりますので検討するのがオススメです。
水の確保
農業排水が通っているところなのかも検討しなくてはいけません。
晴れが続いたりして、水をかけなければならない場合農業排水から水を引いて潅水することもありますので、水が通っているかは確認するようにしましょう。
変形した土地ではないか?
もしその土地が変形していたり、湾曲しているような土地であれば作業効率を考えれば選ばない方がいいかもしれません。
変形した土地だと、測量も手間がかかり計算もしづらく作業効率も悪いのでなるべくなら選ばないようにしましょう。
土の状態
土の状態も重要なチェックポイントになります
粘土
黒ぼく
他にも様々な種類の土があります。
粘土質や砂地は相性の悪い作物もありますので、その土地の土を知った上で土地を選ぶようにしましょう。
まとめ
農地を選ぶ際は上記を参考にしていただけると、農地を選ぶ際に失敗しにくいかと思います。
他にもその土地ならではの特徴があったりしますので、そこは地域の人のお話を参考にするといいです。
地域の人とのつながりをもっておくと、何かあった時に助けてもらえたり一人ではできないようなこともできたりしますので農業を始める場合は地域のつながりを作っておくのが楽です。
今回の記事が参考になられたら幸いです。
それでは!!
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